我無ちゃんねる 〜ニュースなび〜

韓国で放送されたニュースです。

〜日本が謝罪を拒否する理由〜


昨日（2日）、韓国と日本の首脳がソウルで会いました。核心議題は、日本軍慰安婦問題。
結果はどうだったのでしょうか？

日本は果たして謝罪の意を明らかにしたのでしょうか？キム.ギュヒョン / 青瓦台外交安保首席(首脳会談の結果説明)

「可能な限り早期に慰安婦被害者の問題を解決する為の協議を加速化する事にした。」簡単に言うと、合意は何もなかったという意味です。
妥結したのではなく、妥結する為の協議を加速しようと言う訳ですからね。

しかし、一体なぜ日本は慰安婦問題について公式謝罪を拒否し続けているんでしょうか？
日本の論理は何でしょうか？1965年
日韓請求権協定

日本政府は慰安婦問題に対する法的責任が1965年、日韓請求権協定で解決されていると主張します。
1965年の大韓民国と日本が国交正常化し、補償金などを受け、請求権協定を結んだが、
この協定には「韓国人の個人や国家の請求権問題が完全かつ最終的に解決された事となることを確認する。」 という条項があると言う事です。
だから、日本政府は1965年に慰安婦問題を含め、被害に対する補償を全て終えたので、もうする事は無いという態度です。

しかし、我が国は当時、協定の対象に、反人道的不法行為である慰安婦問題は、含まれていなかったと解釈します。実際、当時は慰安婦問題が、日韓の間で解決すべき主要な問題として提起されませんでした。

従って、慰安婦問題は日韓請求権協定の影響を受けません。
まだ解決されていない問題として見る必要があります。しかし、今の政権を握っている安倍内閣の慰安婦問題に対する認識は、過去の日本政府に比べても遙かに後退した状況です。
韓国政府は、慰安婦問題を解決する為、少なくとも2012年、日本政府(民主党政権)が提示した「佐々江案」 より進展した案が出なければならないという意見です。
佐々江案

2012年3月に訪韓した日本の佐々江賢一郎外務省事務次官が、出した慰安婦問題の妥結案として、慰安婦たちに日本首相の謝罪書簡と在韓日本大使の直接謝罪、人道的措置の為の資金支援などの内容を盛り込んでいる。
特に慰安婦を日本軍または政府が強制動員した事を認めなければならないというのが韓国側の立場の核心です。しかし、安倍政府は「佐々江案」さえ困難だという態度です。
過去の政権であまりにも譲歩したと言う事です。昨日(2日)日韓首脳会談は、従って両首脳の立場が平行線だけを走って終わった事で知られています。安倍首相は首脳会談後、こう話しました。

安倍/日本首相
「未来の世代に『障害』を残す事があってはならない。」安倍首相は、日本の未来の世代が責任感から脱する事が出来る様にする事が自分の使命だと考えている様です。

しかし、過ちを犯しても反省しなかった厚かましい国家という汚名を残す事が、未来の世代にもっと大きな「障害」を譲る事になるのではないでしょうか？
首脳会談の結果を見て、そして安倍首相の発言を聞いた慰安婦被害者はこう言いました。

イ.ヨンスさん/慰安婦被害者
おばあさんが、ちょっとでも目を開けてる時に謝罪をしなければならないのに…安倍首相が…心も無いからおばあさんたちが「死ぬだろう…」として皆が死ぬのを望むけど…
あまりにも恥ずかしいです。「ろうそくの様に生命が燃え上っている」とイ.ヨンスさんは言います。
もう本当に時間があまり残っていません。
おばあさんたちが皆亡くなってしまうと、

日本の未来の世代は、被害者たちが全てこの世を去るまで、最後まで謝罪をしていない国家に住んでいるという永久的な「障害」を抱えなければなりません。



http://goo.gl/UeRs4E